なお、
発令範囲は1キロ
メッシュ単位で細かく
危険度を確認し、
土砂災害危険箇所等が含まれている場合には、該当する区、
総合支所にある
土砂災害危険箇所等を
対象に
避難勧告等を
発令するということにいたします。
3点目になります。3)
津波避難エリアの変更をごらんください。
先ほども述べましたが、昨年11月30日に
かさ上げ道路が完成したことを踏まえまして、
津波避難エリアを見直すものでございます。
スライド下段の
対応に記載のとおり、これまでは
津波避難エリアのわかりやすさの観点から、
県道塩釜亘理線を境界としておりましたが、今般の
かさ上げ道路の完成により、
かさ上げ道路より
内陸側ではさらに
安全性が増した
状況になりましたことから、引き続きわかりやすい境界として、
かさ上げ道路を境に、
津波避難エリア1と2を設定するものでございます。
詳細につきましては、別紙の大きな地図をごらんください。
地図の中の青色の
網かけをしている
部分が、
津波避難エリア1から
津波避難エリア2に変更される地域になります。なお、
当該修正は、
地域住民の
皆様への御
説明を行った後に、ことしの夏ごろから運用を開始する予定でございます。
資料2の2番の主な
修正事項等の(4)をごらんください。(4)
防災重点ため池の追加になりますが、これまで市内の
防災重点ため池は5カ所でございましたが、昨今小規模な
ため池においても、甚大な被害が生じていることを踏まえ、国において
選定基準の
見直しが行われました。これにより、本市につきましても、県から新たに92カ所の
農業用ため池が
防災重点ため池に選定され、今後97カ所となりますので、
地域防災計画に
対象の
ため池の追加を行うということにいたします。
最後になりますが、3番、今後の
スケジュールになります。本日の
総務財政委員会での御報告の後、
パブリックコメントを行いまして、3月に
仙台市
防災会議を開催する予定でございます。
5: ◯副
委員長 ただいまの報告に対し、
質問等はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
6: ◯副
委員長 なければ、次に
財政局より報告願います。
7:
◯財政局長 財政局より、
泉区役所建てかえに関する
市民説明会の開催について御報告申し上げます。
泉区役所庁舎は、五つの
区役所の中で最も
老朽化が進んでおり、
改修費用が多額になることが判明したことから、昨年度
改修と
建てかえの長期的な
コスト比較を行うとともに、
敷地の
有効活用による
財政負担軽減などの点を踏まえ、
民間活力の
導入により
建てかえることとしたところでございます。
本年度は
市民アンケートや
民間事業者への
ヒアリングを行いながら、
民間事業者の
公募に向けた
検討を行っているところであり、これまでの
検討状況等を
説明するとともに、本
事業への御
意見をいただく機会として、
市民説明会を開催することといたしました。
今般、
市民説明会資料の概要がまとまりましたので、詳細について
資料3に基づき
財政企画課長より御
説明いたします。
8:
◯財政企画課長 それでは、
資料3に基づきまして御
説明を申し上げます。
初めに、1と2の
開催日時と会場でございますが、多くの
皆様が参加しやすいよう、平日の今週の24日金曜日と25日土曜日の2回、
泉区役所東庁舎大
会議室において開催いたします。お申し込みは不要で、直接会場へ御来場いただくこととしております。
次に、3の当日の
説明内容でございますが、大きく次の三つの項目を予定しております。
資料3別紙に詳細がございますので、こちらをごらんいただきたいと存じます。
左肩に
スライドの1-1、1-2と書いてあるものをごらんください。1-1と1-2が
建てかえの
検討状況についてでございます。
1-1、
泉区役所につきましては、
老朽化が進んでおり、
改修の費用が想定していたよりもかなり大きくなること。加えて、残りの
耐用年数が短いことや、
建てかえる場合には現
延べ床面積よりも縮減できると見込めることなどを踏まえ、
改修ではなく、
建てかえることを選択いたしました。
次に、1-2の
スライドでございますが、
建てかえに当たりましては、
泉中央地区の現状を踏まえつつ、
立地環境や
敷地規模の大きさなどを勘案すると、
財政負担の軽減や
地区の
活性化等に向けて
民間活力の
導入が有効と判断した次第でございます。
次に、
スライド1-3をごらんください。
本年度は、
公募に向けたさまざまな
条件整理などを行っているところですが、9月から10月にかけまして、
建てかえ
検討に当たっての
ニーズ等を把握するため、
市民アンケートを実施いたしたところでございます。
下の1-4が調査結果でございますが、この中では庁内の動線や窓口の
利便性、アクセスなどの現
庁舎の課題のほか、わかりやすい配置や
生活利便施設の併設など、新しい
庁舎に望む機能について御
意見をいただいたところでございます。これらの
意見につきましては、今後の
検討に生かしてまいりたいと存じます。
続きまして、
スライド1-5をごらんください。昨年の11月から12月にかけまして、
公募により
事業者の
ヒアリングを実施いたしました。
詳細1-6でございますけれども、
事業手法全般に関する
意見といたしまして、
区役所庁舎と
民間施設を一体で実施する
手法が望まれたほか、
区役所庁舎と
民間施設の
合築や
周辺地での
区役所整備の
可能性も示されたところでございます。
余剰地の活用につきましては、飲食、オフィス、
集合住宅などさまざまな
事業が想定されることが示されまして、貸し付け、売却の両方の
意見があったところでございます。
公募までの期間につきましては、
地区の
活性化策や
交通環境の
改善策などについて、市と直接対話する機会が欲しいなど、十分な期間の確保を望む
意見がございました。
続いて、2-1、
整備手法等の
想定案についてでございます。
建てかえ
事業に当たりましては、
市民アンケートや
事業者ヒアリングの結果も踏まえまして、
利便性が向上した
庁舎、フレキシビリティーを備えた
庁舎、
地区の
活性化等に寄与する
整備の三つを基本的な考え方と想定しているところでございます。とりわけ、
泉中央地区が
仙台都市圏北部や泉区を牽引する
中心地区であることを踏まえまして、当
地区の
交通環境の改善やさらなるにぎわいの創出に資する
整備が求められることから、幅広く
民間事業者からの
提案を受けてまいりたいと考えてございます。
続きまして、
資料2-2をごらんください。
事業者ヒアリングの結果を踏まえまして、
区役所庁舎や
民間施設の配置につきましては、
周辺地での
建てかえや
庁舎と
民間施設との
合築などさまざまな
提案が想定されるところでございます。例えば
現地建てかえですと、
右下の
敷地内で現
庁舎を運営したまま新
庁舎を南東や南西、北に
整備するレイアウトが考えられるところでございまして、
周辺地建てかえの場合には
右下の囲みにありますような、最低でもこうした
条件が考えられるところであり、移転を前提とする
提案への
条件につきましては、引き続き
検討を深めてまいりたいと考えてございます。
次に、
スライド2-3と2-4をあわせてごらんください。
事業手法につきましては、従来型から
施設買い取りや
リースバックなどのPPP、いわゆる
公民連携の
手法までさまざまな
手法が想定されるところでございますが、
財政負担の軽減や
地区の
活性化等への貢献、将来的な
土地利用の
可能性の観点から絞り込みを行ってまいりたいと考えております。
最後に3、今後の予定についてです。引き続き
事業手法や
要求水準等の精査を行いまして、
公募の
実施方針案を取りまとめ、
市民や
事業者の
皆様を初めとして幅広く御
意見を伺いながら、来年度内の
公募開始を目指してまいりたいと考えております。
概要は以上でございますが、現在
説明会の当日に向けまして、
アンケートの詳細や
施設の
配置図、
各種写真など
市民の
皆様にわかりやすいよう
資料の
追加作業中でございます。完成いたしました際には、当日前に議員の
皆様のところへ配付させていただきたいと考えております。
9: ◯副
委員長 ただいまの報告に対し、
質問等はありませんか。
10:
◯小野寺健委員 何点か質問させていただきたいと思います。
泉区選出の議員ですので、
建てかえ自体は非常に喜ばしいと思っているのですが、まず
説明会についてですけれども、
先着順ということで書いておりますが、一般の
市民の
方々を
対象にしていると思うのですが、
各種団体とか関係する
方々、泉区にはたくさんおりますけれども、そういった
方々にはどういった
アプローチをかけたのでしょうか。
11:
◯財政企画課長 まず、広報といたしまして、市政だより1月号に記載をさせておりますほか、
ホームページ等を通じまして周知を行っております。さらには、
事業者の
皆様向けに今後別途
説明の機会を設けるということも考えているところでございます。
12:
◯小野寺健委員 ちょっとお尋ねしている意味が違うと思うのですが、例えば
連合町内会だとか、
商工会だとか、泉区にはさまざまな
団体があります。
芳賀総務局長、
泉区長でいらっしゃったので
各種団体たくさんあると思うのですが、わかりますよね。そういった形で、
一般市民に対する
アプローチはこれでよくわかるのですが、事前に
各種団体とかへの
アプローチが必要だと私は思うのですけれども、そういったところへの
アプローチ、
声がけはされたのでしょうか。
13:
◯財政企画課長 各種団体の
皆様向けの
説明の場は、今回の
市民説明会とは別に設ける、個別に
説明に上がることも想定しているところでございまして、そちらはそちらで進めていきたいと考えているところですが、
市民説明会の案内につきましては、先ほど申し上げた市政だより、あとは
ホームページ等において周知をしている
状況でございます。
14:
◯小野寺健委員 そちらのほうも大切だと私は思うのですね。よく
区役所を使っていただける方、もしくはさまざま御訪問いただいている方に、そちらの
説明がなくして、いきなり
市民向けの
説明会をやりますよというのも、若干違和感があるのかなと思いますので、
団体に対する御
説明も
同時並行でやっていくべきだと思いますけれども、いかがですか。
15:
◯財政企画課長 連合町内会の
皆様ということで申し上げますと、先ほど9月から10月の
市民アンケートの際に、配布に当たりまして、
連合町内会の
皆様に
説明の場を設けさせていただいたところでございます。ただいまの御
意見を踏まえまして、今回の
市民説明会の内容等々につきましては、こういった
団体の
皆様にもきちんとお伝えできるように、きちんと
計画して進めてまいりたいと考えております。
16:
◯小野寺健委員 ぜひお願いしたいと思います。
区役所の
建てかえになるんだよというのは、
区長からの御挨拶とか、さまざまなことでわかってはいるのですが、どういった
手法でどういう形でなるのかというのは、なかなか伝わっていない
部分があります。特に1-2で書いていますように、
民間活力の
導入を選択しますということは、市役所的には
民間活力でいくとお決めになったということで動いていらっしゃると思いますので、そういったところは
市民の
方々に実際伝わっているのかどうかというのは、なかなかそこまで行っていないような感じがするので、
市民説明会やっていただくのは非常に大切なんですけれども、より一工夫、二工夫やっていただきたいなと思いますけれども、改めて御答弁いただきたいと思います。
17:
◯財政企画課長 区役所庁舎の
整備でございますので、もとより
市民、区民の
皆様の御理解をいただきながら進めていくことが前提と考えているところでございます。
したがいまして、私ども今回初めてこうした大々的な
市民説明会を設けさせていただいているところでございますけれども、適切な時期にまたこういった
市民説明会を開かせていただきながら、きちんと情報を区民の
皆様にお出しして、理解をいただいて
事業を進めてまいりたいと考えているところでございます。
18:
◯小野寺健委員 多分泉区の副
区長もおいでになっていると思いますが、泉区としてもやはり
財政局に任せっきりではなくて、一緒になってやっていくべきだと思いますけれども、いかがですか。
19:
◯泉区副
区長 区役所の
建てかえに関しましては、これまでの
方針の決定も含めまして、その過程において我々の
意見というのもきちんと吸い上げていただいたところもありますので、今後とも
財政局と連携いたしまして、
公募要件の策定とか、その後の過程におきましても、きちんと必要な
意見を伝えられるようにしてまいりたいと思っております。
20:
◯小野寺健委員 泉区ならではの連携、常
日ごろ町内会なり、
商工会なり
各種団体なりとおつき合いしているのは第一線の
泉区役所だと思いますので、泉区のノウハウをぜひ使っていただいて、
財政局とともに連携をしてやっていただきたいと思います。
あと1点だけお伺いしたいのは、
仙台市としては
本庁舎の
建てかえ、
音楽ホール、
メモリアル記念施設があって、
泉区役所の
建てかえだと思っていまして、順番的には
泉区役所が一番
最後なのかなと思っていましたら、これだけ拝見すると、それを追い越していきそうな気がするのですけれども、
スケジュール感的にはどういった
スケジュール感で持っていらっしゃるのでしょうか。
21:
◯財政局長 今、
本庁舎の
建てかえ、それから
音楽ホール、それから
メモリアルといったようなお話がありましたけれども、まず
本庁舎の
建てかえにつきましては、
基本構想が今出ておりまして、
基本計画の策定に向けた
検討を進めているところでありますけれども、一つの時期的な目安としまして、8年後、9年後あたりといったようなところをお示しさせていただいているところでございます。ほかの
音楽ホールですとか、
メモリアル、それから
泉区役所といったものにつきましては、
泉区役所は今築42年、ことしで43年になります。そうしますと、旧耐震の建物でありますので、
耐用年数としましては、あと7年となるわけでありますので、なるべくその中で
耐用年数を迎えるまでに
建てかえが実現できるように進めていきたいという思いを持って進めているところでございますけれども、ただ、ようやく
市民アンケート、それから
事業者の
ヒアリングを終えまして、このような形で我々としても一定の
方向性をお示しするというところに至った
段階であります。先が長いものであります。いつまでというものをお示しできる
段階に至っていないところでございます。それから、
音楽ホールですとか、
メモリアルといったものにつきましても、現時点においては、いつまでといったことが明確に示されているものではないと認識しているところでございます。
22:
◯小野寺健委員 局長、明言されなかったですけれども、その三つよりは早いというイメージを受けました。ということでありますので、
泉区役所を本当に急いで、さまざまな
計画が立ち上がっているのだと認識いたしました。
関連で一つだけお伺いしていいですか。
区役所が
民間活力で、この1-2で、
公共施設総合マネジメントプランから引用されていますけれども、
公共施設にかかわる課題への
対応については、極力
民間の
活力を
導入するというような旨のお話がありますけれども、これで
泉区役所がそういった形で早く建物が立ち上がるというようなことがある中で、先ほど申しました三つの
施設がありますね。
本庁舎、それから
音楽ホール、それからもう
一つメモリアル、この3点が
民間の
活力を使われないという、何か理由があったんでしょうか。
23:
◯財政局長 本庁舎につきましては、
敷地の問題、それから
容積率の問題、すなわち今
分庁舎、仮
庁舎に散らばっているものを集めて、
敷地内で
建てかえるというような話に、そういう方向で
検討しているものですので、なかなか大きく
民間活力を
導入すると、この
泉区役所で今考えているような形での、先ほどの
スライドの中でも2-3というところでお示しをしているような幾つか類型がございますけれども、こういったところでお示ししている一部の
手法のような、大きく
民間活力を
導入するような
手法というのは難しいと考えております。
ただ、
泉区役所のほうは逆の言い方をさせていただきますと、
敷地面積も広いですとか、あるいはこの
資料の中でも2-2という
スライドの中でお示ししておりますけれども、
現地建てかえの場合でもさまざまなパターンが想定される。あるいは、
周辺地建てかえといったことも想定できるといったようなことが、今
事業者ヒアリングを通じ、わかり、そしてまた我々の
方針として掲げるところに至りましたので、こういったところを勘案しますと、
民間活力を大々的に
導入することにより、
余剰地を大きく生み出すとかいったようなことで、さまざまなメリット、
民間活力の
導入の
可能性というのも高まるといった、このような
状況がございます。そういった違いが、
本庁舎と
泉区役所についてはあるというところでございます。
24:
◯小野寺健委員 最終的な話になってくるかと思うのですが、
市民説明会をした上で、
各種団体へのお話も進めていただくということをお伺いしましたけれども、最終的にさまざまな
団体とか、
市民の
皆様の御
意見を踏まえた形で、こういうせっかくの
民間活力を使っての建物の建設ですから、ぜひとも
市民意見、それから
団体の
意見が入るような形で、ワークショップとまではいかないかもしれませんが、
意見聴取の工夫をなさっていただきたいと思いますが、
最後にそれをお伺いして終わりにしたいと思います。
25:
◯財政局長 昨年度の後半に
泉区役所について
建てかえでと、
改修ではなく
建てかえで、そして
民間活力を
導入してというようなことが決定し、そしてこの間1年ちょっとになりますけれども、
検討を進めてきたというところでございます。ようやく
市民アンケートですとか、
事業者ヒアリングを経まして、このような形で一定の
方向性をお示しして、これを今御指摘のありました
各種団体の方、あるいは
市民の方、議員の
皆様を初めとして、さまざまな
方々にお諮りをすることができる
段階にようやく参りました。
今後、いただいたいろんな
意見を踏まえて、
公募の
実施方針の策定に向けまして、さらに
検討を重ねていき、そしてまたその中で新たに
方針を策定すれば、そこの
段階でもまたさまざまな御
意見をお伺いすると。こういった作業を繰り返しながら、丁寧に進めていきたいと考えております。
26:
◯斎藤範夫委員 何点か質問させていきたいのですが、先ほど御
説明の中でちょっと気になる表現があったのですけれども、これから絞り込んでいきたいと。何を絞り込んでいくんだと思います。というのは、今回これから
提案を求めるに当たって、
現地建てかえの方法、あるいは
周辺施設を含めた
建てかえ、あるいは
事業手法もこんなに最近はやりの
リースバックまで示していろいろ出されております。多分この
段階が一番夢のある
段階であって、どんどん小さな話になって、
大山鳴動ネズミ一匹出ずという形になるのではないかという懸念もあるわけです。
例えば
周辺施設も含めた
提案というのは、いろいろ範囲があるわけです。つまり、市の
施設のほかに
事業者が所有する。
事業者が所有する土地というと、
駐車場になっている街区、81街区ぐらいなものでして、本当であれば、例えば
泉中央地区の
交通渋滞が解消するためには、
泉警察署に立ち退いてもらうのが一番いいわけですけれども、そこまで含めたすばらしい
提案も含める、
対象にするのかとね。どこまで
提案の
対象にするんだと。あるいは、いろいろ
手法も例えばということで書いていますけれども、これから絞り込んでいくというのは、何を絞り込んでいくのか。
対象となるエリアなり、
施設なり、あるいは
事業手法、これから絞り込んでいって、非常に小さな、小さな
提案を求めていくという趣旨で発言されたのか、お尋ねします。
27:
◯財政企画課長 現在の
段階といたしましては、
市民アンケート、そして
事業者ヒアリングを行って、ある程度の
方向性が見えてきたという
段階でございまして、私どもとしてはこれからも
市民や議会、そして
事業者の
皆様の
意見を伺いながら、こうした
公募の
実施方針としてまとめていくということを目指している
段階でございます。
そうした中で、先ほどお示しした
資料、
委員が言われましたとおり、
事業手法だとか、
合築だとか、あるいは
周辺地への
建てかえとさまざまな今
条件が出ている中で、11月に行いました
事業者ヒアリングの中でも、
一定程度条件を絞り込まないとなかなか
提案がしづらいといった御
意見もいただいているところでございまして、また移転に関する御
提案などもいただく中で、最低限の今
条件をお示ししているところでございますが、こうした
条件はさらに詰めていく必要があると思っております。そういった中で、現
段階では一番アイデアとして、御指摘があったように、広がっている
状況ではございますけれども、
検討を進める中である程度絞り込んでいく、絞り込まれていく、そういった流れを想定しているというものでございます。
28:
◯斎藤範夫委員 そうしますと、今一番風呂敷を広げた状態だということのようでございまして、これからどうなるか。果たして当初の
民間活力によって云々という形にいくかどうかというのは、これはいわゆる
公募条件にある、
提案する
事業者の
提案内容というよりは、その前に
公募条件を示す側のまさしくまちづくりに対する知恵といいますか、発想力といいますか、そういうものが問われてくるのだと思いますけれども、これは
財政局大変すばらしい頭脳、集団だと思いますけれども、これは
財政局1人で取り組んでいるのですか。
29:
◯財政局長 さまざまな作業を今後進めるのに当たりまして、まちづくりの観点というのも我々のほうで持ちながら、
事業者の
意見も聞いて、そして最適な答えを導いていく必要があるんだろうと考えております。
事業者の
意見だけを聞いていれば答えが出てくるというものではなく、そこにはあくまでも市としてどういうまちづくりをしたい。今どのような課題があって、今回の
泉区役所の
建てかえによって何を目指すのか、どういった課題の解決をするのか。そういったことについて常にきちんと認識をしている必要があるのだろうと考えております。そのために、今我々の市役所の中での推進に当たりまして、どのようなところと連携しているかということでありますけれども、
泉区役所はもちろんでありますけれども、そのほか適宜、都市
整備局であったりですとか、関係の部局と話をしながら進めているところでございます。
30:
◯斎藤範夫委員 もう1点、
事業者から
提案をいただくということでございますけれども、いいものをつくろうとするときには、どうしても
事業的にも複雑になったり、あるいは
事業期間もある程度の期間を要するというものになったりするわけですよね。そうしましたときに、ある
提案は2年ぐらいで実現します、ある
提案は5年ぐらいですよと。もっとかかるのもあるかもしれない。そういういろんな
提案があったときに、これをどうやって評価するのだということで、評価
手法といいますか、評価の基準というものが大変重要になってくるのだと思います。ですから、その
公募条件、そして評価基準、これらは本当に
検討に
検討を重ね、十分な配慮をした上で行う必要があると思いますので、これは答弁は要りませんけれども、出口の
部分もしっかりとにらんだ形で
事業を進めていただきたいと思います。
31: ◯すげの直子
委員 私からも何点かお伺いします。
まず、
説明会についてなのですけれども、先ほど
各種団体の
皆様にもというお話もありました。やはり
区役所というのは
市民に身近な大事な行政
庁舎でございますので、
市民への
説明も丁寧に行っていただいて、その都度
市民の皆さんからの声も聞いて、できるだけ取り入れていくことも大事だと私も考えているところです。
説明会2回やりますということで、申し込み不要で先着100名ということなのですけれども、もしかしたら会場の規模ということもあるのですけれども、当日の
段階でその場にいらっしゃったのに100名を超えたら入れないということになったら、それはちょっとおいでになった
方々に対して大変申しわけないということになると思うのですけれども、その辺などはどんなふうに考えているのか、まずお伺いしておきます。
32:
◯財政企画課長 現在定員を100名とさせていただいているところでございますが、会場内に若干のスペースがございますので、椅子席を増設するなど、そのときの
状況に応じまして柔軟に
対応してまいりたいと考えてございます。
33: ◯すげの直子
委員 ぜひせっかく
説明会で話も聞きたいし、御
意見を言う場もあるのかどうかちょっとあれなのですけれども、興味関心を持っていらっしゃる皆さんが十分お聞きできるように配慮をしていただきたいと思います。
先ほど来、話題にもなっておりますけれども、
民間活力の
導入を選択するとしております。
事業手法としていろんなことが示されていて、いろんなことが今後その
事業者側から
提案されることも考えられるということで幾つか出されているんだと思うのですけれども、この中にPFIなんかもございまして、これまで市が
導入してきたPFI
手法といいいますと、例えば天文台とか、給食センターなんかがあると思うのですけれども、
施設も
建てていただいて、その上管理運営もして、一定期間やっていただくというのが、これまで市がやってきたPFIなんですけれども、今回ここに示したPFIというのは、こういうものと同様で考えているのか、どんなことを考えていらっしゃるのか、お示しいただければと思います。
34:
◯財政企画課長 天文台や給食センターなどの本市のPFI
事業につきましては、御指摘のとおり、
施設の
整備から運営まで
民間事業者が実施しているという
状況でございます。
PFI
事業におきましては、
施設整備だけというものから、運営を除く
施設整備と維持管理を
民間事業者が実施するといったものなどさまざまな形態があるところでございまして、今回の泉
区役所整備に当たりましては、現在直営で担っている
区役所の業務はそのままに、それ以外の
部分を
民間の
事業者に
提案いただくと。そんなことを考えているところでございます。
35: ◯すげの直子
委員 天文台とか給食センターなどのPFIとは、そういうのと同じようには多分できないだろうと思いますけれども、ほかにも
リースバックなども例に挙げているのですが、
区役所というのはやはり住民にとって非常に大切な
施設、行政窓口でもあって、一番身近なよりどころとして役割を果たしていただかなければならない場所だと思います。市も比較
検討の観点として、新たな行政需要に
対応した
公共施設整備や次の
区役所の
建てかえのための市有地を確保できているかということも観点として挙げていらっしゃるとなっています。将来も含めて、
区役所がその時々行政の窓口として、住民の声に応えて、その都度必要な機能を備えることが
区役所というのは求められると思います。そういうこともやっぱりちゃんと含めて考えて、今回の
区役所の
建てかえを行うということが必要だと思いますけれども、いかがでしょうか。
36:
◯財政企画課長 なかなか先行きの見通しが難しい時代ではございますけれども、今回の
建てかえ
事業に当たりましては、行政サービスの質の向上ということはもとより、区民の
皆様のニーズや社会情勢の変化に
対応できるフレキシビリティーを備えた
庁舎とすることを基本的な考え方のところでも挙げさせていただいているところでございます。
整備を行った後につきましても、その時々のニーズや社会情勢の変化というものを踏まえながら、適切な行政サービスを提供できるような、そんな
庁舎を目指してまいりたいと考えております。
37: ◯すげの直子
委員 前段のほうには、
財政負担の軽減ということもあって、
民間活力導入でやっていくし、
余剰地を生み出して云々ということもあるんですけれども、そういった
財政負担の軽減ということも大事な観点かもしれませんけれども、
区役所庁舎というのは
市民の大切な財産であって、区民に役立つところとして役割を果たすということが一番の使命の
施設だと思います。ですので、何よりも
建てかえ後は、それがまた40年、50年、それ以上と将来にわたって住民ニーズにきちんと応えられる、そういう役割を果たすということを使命とする
施設になるわけです。そうしたことをしっかりと踏まえて、今回の
区役所整備、ぜひ進めていただきたいと
最後に求めたいと思いますけれども、いかがでしょうか。
38:
◯財政企画課長 先ほどの
資料でも御
説明させていただいた
部分でございますが、先般行いました
市民アンケートにおきましては、庁内の動線や窓口の
利便性、アクセスといった現
区役所の課題のほかに、木陰やベンチなど安らぎ空間を利用したいといったような御要望もいただいたところでございます。
建てかえに当たりましては、既存
庁舎が抱える課題というものを十分に踏まえた上で、利用される区民の方、
市民の方にとって快適で利用しやすい
利便性が向上した
庁舎とすることを考えてございまして、これを進めるに当たりましては、今回の
説明会のほかにも適切な時期に
市民や
団体、
事業者の御
意見、こういったものも踏まえながら
事業を進めていく、そんなことを考えてございます。
39: ◯渡辺博
委員 泉区役所のことではありますけれども、
仙台市のことでございますので、ちょっと一言申し上げておきたいことがございます。よく
市民の声を聞く、大事です。だけどですね、事と物によるということも必要だと思いますよ。
市民の多様な
意見を聞いて、そしてそれを盛りだくさんに実現しますと言うけど、だけどそれで収拾つくのかどうかということも考えなくてはならない。
私、きのう某
地区の公園
整備について出ました、第1回目。
意見をくださいって言いますよ。でも、公園
整備に対する知見を持った
市民って、そう多くない。日常生活は毎日毎日別のところで一生懸命やっておられてて、例えばそういう
公共施設を、こういうものを考えて、常に何かチャンスがあったら実現したいなんてことを考えておられる方は、専門家及び限られた人だろうと思います。そういう経験をきのうしたばかりです。
何を言いたいか。やっぱり
仙台市が議論を巻き起こすような
提案をすることっていうのはとても大事だと思いますよ。私の言葉で言えば、メニューを多く持っていって、これも、これも、ここにメニューがありますけれども、このメニューはわからないですよね。PFIって何というところから始まらなくてはならないし、
リースバックって一体何だ。PPPってなんだ。PPPは全体を総称するのだとかってあるわけでしょう。そういうことを整理した上で
市民の皆さんの御
意見をいただいて、より
意見を反映する。よりよきものを反映するという
手法を考えないと、100人集まっていただきました。
意見を聞きました。集約したらこうでしたということに、簡単に行くかどうかね、ちょっと考えものだと思います。
市民の
意見を聞くなということじゃない。
市民の
意見を聞くことは大事だけれども、でも
手法があるよということなのですが、お答えいただきたいと思います。
40:
◯財政局長 市民の
意見を聞くことは、非常に大切なことと心得ております。ただ一方で、今
委員から御指摘のありましたとおり、先ほど斎藤
委員からの御質疑の中でもお答えをしたと認識しておりますけれども、やはり市としてどのようなまちづくりをしたいのか、こういった観点、これがとても大切だと考えております。繰り返しになって恐縮ですが、1年ちょっとでようやく
市民の
アンケートの結果ですとか、
事業者の
ヒアリングの結果、こういうものを踏まえまして、今
委員から御指摘のありましたまさにメニューのようなものというのを一定程度お示しするところに至ったという
状況でございます。これから、もっと我々市役所として、このようなメニューがいいのではないかということを、いろんな声をもちろん聞きながらということではありますけれども、それはきちんと市役所の責任でメニューを示すというところは引き続き取り組んでいかなくてはいけないと認識しているところでございますので、そういった市役所の責任でメニューを示しつつ、議員の
皆様方初め、関係者の
皆様方の御
意見をよくお伺いして適切に進めていきたいと考えております。
41: ◯渡辺博
委員 ぜひその辺はきちんと、今までもそうだと思いますが、押さえていただきたいと思います。御答弁の中にもありましたので、今さら言わずもがなのことなのですけれども、あくまで行政サービスの拠点であるということを、ここをきちんと押さえてください。あれもこれもというわけにはいかないのは当然のことなので、ぜひお願いしたいと思います。
42: ◯副
委員長 ほかにありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
43: ◯副
委員長 ほかになければ、以上で報告事項関係を終了いたします。
この際、当局から報告を受けた事項以外で
皆様から何か御発言等がありましたらお願いいたします。
44: ◯千葉修平
委員 私からは
仙台市の人口減少に対する認識と施策についてお伺いいたします。
1月17日の地元紙によりますと、
仙台市の人口は2021年にも減少局面に入る
可能性があると報じられました。当局の現状の分析と御見解についてお聞きいたします。
45: ◯政策企画課長 まず、
仙台市の人口の現状でございますが、本市では平成29年の人口の自然増加数がマイナス96人となったところでございまして、これは戦後初めての自然減、つまり亡くなる方の数が生まれる方の数を上回ったところでございます。また、翌年の平成30年にはマイナス506人、そして昨年、平成31年にはマイナス1,270人とこの自然減少の幅が年々大きくなっているところでございます。
一方で、転入、転出などの社会異動に伴う人口の社会増減につきましては、この間2,000人を超える増となっておりますことから、全体としましては人口はまだ増加基調にあるというところでございます。しかしながら、超高齢社会において今後も死亡数が増加することを考えますと、本市も近く人口減少局面を迎えることは避けられないものと受けとめておりまして、本市独自の将来人口推計におきましても、2020年ごろの109万6000人をピークに減少局面に入ると見込んでおるところでございます。
今後直面する本市の人口減少に対しましては、その進展を極力抑制することが重要であると認識しているところでございます。
46: ◯千葉修平
委員 自然減の拡大は今後も続くという中で、一つ出生率の向上についてお聞きしたいと思っております。この子供の出生率向上のための取り組みについてお示しください。
47: ◯政策企画課長 出生率の向上に関しましては、出産や子育てを望む
方々が安心して生み育てられる環境づくりが重要であると考えております。具体的な施策は他の
委員会の所管事項とはなりますが、概要としましては、妊娠、出産、子育ての切れ目のない支援であるとか、それから仕事と家庭を両立できる環境
整備として、
待機児童対策などをこの間進めてきたところでありまして、今後もこれらの取り組みを充実させていくことが重要と考えております。
48: ◯千葉修平
委員 出生率対策についてなんですが、かなり思い切った政策というものを
仙台市でもやっていくべきだと考えております。また、子育て政策だけではなくて、もろもろの要素が組み合わさっていると思うのですが、やはり若い世代、現役世代の将来不安の払拭ということもあわせて取り組んでいくべきだと考えております。これについては、答弁は結構です。
続きまして、
仙台市への転入者が転出者を上回る社会増についてなのですが、先ほどお示しいただいたとおり、現
段階では人口減少を補っているということなのですが、一方で流入人口の大半が東北からの人材であるということも御指摘されているところであります。この人口供給源である東北でも既に人口減少が進んでいるという
状況の中で、将来的には社会増というものも期待できなくなって、より一層厳しい
状況になってくるのかなと考えております。
また一方で、
仙台の若者自身も東京圏へ流出している現状というもの、これも一つ対策していかなければいけないと思っておりまして、この社会増をふやすための政策ということについてもお示しいただければと思います。
49: ◯政策企画課長
委員御指摘のとおり、社会増を考える場合には、まず本市の人の流れに着目いたしますと、東北各地の若者が10代後半に
仙台市に転入し、そして20代の就職期に東京圏へと転出するという特徴がありまして、この場合多くの
方々、とりわけ若い世代の
方々に暮らし働く場としてこの
仙台を選んでいただくということが重要と考えております。このような観点から、都市
活力を生み出すための経済政策であるとか、それから先ほど申し上げた子供を生み育てたいと思える
方々が安心して子育てできる環境
整備など多くの
方々にこの
仙台が選ばれるための施策を総合的に進めていくことが重要と考えております。
50: ◯千葉修平
委員 ただ一方で、東北全体でもうちょっと考えていかなければならないのかなと思っておりまして、
仙台市だけではなくて他都市との連携もしながら、東北全体で出生率が上がっていくような、そういう感じで協力していくような体制というのはこれから求められてくるのかなと思っております。これに関しても答弁は結構でございます。
人口減少の中、本市の経済にも影響を与えると思っているのですけれども、地域経済活性化に向けた対策についてお伺いいたします。
51: ◯政策企画課長
委員御指摘のとおり、人口減少は経済規模の縮小、そしてまた人手不足など本市の経済活動にも大きな影響があるものと受けとめているところでございます。そのため、本市では昨年度末に
仙台市経済成長戦略を策定しまして、地元企業の成長促進や企業誘致、そしてまた起業、創業しやすい環境づくりや地元企業の魅力発信、そして奨学金返還支援など若者の地元定着に向けた取り組みを進めてきたところでございます。
また、経済活動の中心であります都心の機能強化を進めまして、さらなる投資やにぎわいを呼び込むために、
仙台都心再構築プロジェクトを昨年7月に始動したところでございます。
今後もこれらの取り組みを進めながら、本市経済の活性化に取り組んでまいりたいと存じます。
52: ◯千葉修平
委員 市長も申し上げていらっしゃいますけれども、若者の
意見も一つヒントになってくるのかなと思っておりまして、その辺の若者たちの
意見を吸い上げるような
計画といいますか、そういう施策なんかも考えていらっしゃるでしょうか。
53: ◯政策企画課長 さまざまな施策について、全庁的に若者の御
意見をどのように取り込んでいくのかというところを、今網羅的に把握しているところではありませんけれども、一つ私どもで非常に印象的だったのは、総合
計画の策定におきまして、今年度、中高生会議というものを行いました。市内の中学生、高校生の
方々から
仙台市長に施策を
提案していただくというようなことをしましたが、大変みずみずしい感性のもと、非常に新鮮な御
意見をたくさんいただいたところでして、やはり本当に若い
方々の
意見というのを聞くということは大切であると考えております。また、こちらから
意見を聴取したわけではないのですけれども、総合
計画に関しまして、地元の大学生の
方々が会議をつくりまして、
仙台市に政策を
提案するなどの動きもありますことから、
委員御指摘のとおり、若い
方々の御
意見をお聞きしていくということの姿勢は大切にしてまいりたいと存じます。
54: ◯千葉修平
委員 現在本市で2021年度からスタートする新総合
計画を策定しているところですけれども、人口減少社会を見据えまして、どのような施策の
方向性を打ち出していくのかお示しください。
55: ◯まちづくり政策局長 今いろいろとお話のありました人口減少の問題は、経済分野あるいは福祉分野初め、本市の施策全般に影響を及ぼしてくると認識しております。新総合
計画におきましても、地域経済の活性化など
仙台で働きたいと思っていただけるような環境
整備はもとより、高齢者や障害のある方の就労促進を初めとする多様な働き方の促進、あるいは地域の
状況に即した協働による地域課題の解決の仕組みづくり、子育てしやすい社会環境の実現など幅広い観点からの施策の
方向性を現在
検討していただいているところでございます。
また、先ほどお話にもありましたように、人口減少が著しい東北地方における本市が果たす役割といった点にも着目をして、
仙台、東北の産業成長に向けた取り組みや、東北に多くの人を呼び込むための施策、こうした点についても議論がなされているところでございます。今後とも、総合
計画の審議会での議論を深めてまいりたいと考えております。
56: ◯千葉修平
委員 続きまして、
仙台市職員の男性の育休の取得率についてお聞きいたします。
最初に、
仙台市の男性職員の育休取得率の現状とそれに対する評価をお示しください。
57: ◯人材育成部参事兼人事課長 本市の男性職員の平成30年度の育児休業の取得率でございますけれども、
仙台市全体で15.4%となってございます。本市において、子育ての推進に係る行動
計画を定めておりますけれども、その中においては平成31年度、令和元年度までに男性の育児休業取得率を15%以上とすることを目標としておりますため、この目標値については達成している
状況でございます。他の政令市と比べましても、取得率については高い水準となっており、徐々に意識の浸透が図られてきているものと認識しておりますけれども、今後も男性職員の育児休業をさらに定着させていくことが重要であると考えております。
58: ◯千葉修平
委員 実際に取得した職員の評判などはいかがだったか、その声を聞かせていただけますでしょうか。
59: ◯人材育成部参事兼人事課長 職員向けの
アンケート等において把握したところにおきますと、育児休業を取得した職員からは、育児に参加することによって、その苦労や喜びなど子育てに対する理解も深まったという感想や、育児休業から復帰後も育児に携わるために、より効率的に仕事を進めることを意識するようになったという声も聞かれておりまして、育児休業の取得について前向きな
意見が聞かれているところでございます。
60: ◯千葉修平
委員 一方で、実際の取得期間という観点で考えますと、1カ月未満の方が7割ぐらいを占めていらっしゃるということで伺っておりまして、最大3歳までですか、3年間とれる中で、男性の職員1カ月未満が大半を占めるというこの現状、難しいとは思うのですが、どう評価されるかお聞かせ願えますでしょうか。
61: ◯人材育成部参事兼人事課長 育児休業を取得する期間につきましては、その職員の職場の
状況であるとか、あるいは家庭環境などによって、さまざまであると認識しておりますけれども、職員が希望に沿った形で育児休業を取得できるよう、引き続き制度の周知であるとか、所属長の意識づけなどを通じて取得しやすい環境づくりに取り組んでまいりたいと考えております。
62: ◯千葉修平
委員 一方で、育児休暇取得というのは、先ほどの出生率の上昇と密接に関連してくる話なのかなと思っておりまして、特に
仙台市としては他の、いわゆる普通の企業に対して範を示す意味でも、思い切った施策といいますか、一つ先進的な事例といいますか、そういうのも
検討していってもいいのかなと考えております。今後の男性の育児休暇取得率の目標数値とそのための施策などを考えていらっしゃったらお示しください。
63: ◯総務局長 ただいま人事課長からも御答弁申し上げたとおり、男性が育児休暇を取得しまして、専ら育児と家事に携わる経験を持つと。このことは、仕事と育児の両立支援のみならず、私ども進めております女性活躍の観点からも意義があるものと認識しておりまして、次年度から始まります新たな
計画、特定
事業主行動
計画におきましても、他都市の実績なども踏まえながらですが、現在の
計画を上回る目標の設定を今
検討しているところでございます。
また、男性の育児休業のみならず、
計画に基づきさまざまな取り組みを行うことで、男性、女性を問わず、子育てをしながら安心して働き続け、その能力を十分に発揮することができるような環境づくりを私ども進めてまいりたいと存じます。
64: ◯副
委員長 ほかに何か発言等はありますでしょうか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
65: ◯副
委員長 なければ、これをもって
協議会を閉会いたします。...